穏やかな田園風景が広がる、かつらぎ町の”天野の里”で、天野米と天野野菜を使った

美味しいお料理を提供してくださる、古民家カフェ「客殿（きゃくでん）」さんを訪ねました。

世界遺産に登録された”丹生都比売神社”と隣り合うようにある「客殿」さん。

敷地の入り口の門をくぐると、奥に格式のある立派なお屋敷が！築約180年とのことです！

”隠れ里・天野”にひっそりと佇むというイメージの、上品な古民家です。

 

 

お店の名前の「客殿」は、オーナーさんの苗字とのこと。

建物はお父様のご実家で、建てられたのは宮大工をなさっていた曾祖父様とのこと。

築約180年の古民家の改修は大変だったと思いますが、改修していただけて良かったです！

カフェとして新しく生まれ変わった古民家から、やりがいのある仕事を得て、生き生きと

張り切っているような”喜び”を感じて、幸福感に満たされました♪

 

 

日本の古民家に受け継がれた木組みの家は、日本の気候風土によく合っているのでしょうね。

居心地がとっても良くて、気持ちが落ち着きます。

おばあちゃんの家を訪ねたような懐かしさや、何ともいえない温かさにも癒されます。

 

 

庭に面した側がガラス戸で、外光を取り入れ明るい廊下になっています。

お住まいだった時は、きっと家族の特等席だったのでしょうね。

ここで、膝の上の猫を撫でながら、のんびり本でも読めたら、もう最高に幸せです♪

右側のお座敷からは、賑やかな会話が。本日、お座敷は満席のようです！

 

 

店内のあちこちに美しい生け花や、可愛らしい小物等が飾られていて、古民家の佇まいに

彩りを添えています。

 

 

古民家には男性的なイメージがありますが、「客殿」さんは優しい女性のイメージ。

オーナーさんが女性で、女性ならではの細やかな心配りが感じられるからだと思います。

 

 

目を見張るような、立派な水屋箪笥。こちらも代々お家に伝わってきたお品でしょうか。

江戸時代の中期から作られ始めた水屋箪笥は、ほぼオーダーの一点もの。

職人さんの誠実で丁寧な”手仕事”の美しさに、魅かれます。

 

 

ランチのメニューは、美味しい天野米のごはんのお食事セットと手作りスイーツ♪

お食事セットは、本日のメインに小鉢が２品と、具だくさんのお味噌汁とお漬物。

天野米は、おむすびと茶粥、卵かけご飯（こだわり卵と特選醤油）の中から選べます。

「天野米のごはんを食べてほしくて、カフェを始めました」というオーナーさん。

確かに、本当に美味しいです！　美味しいご飯を、お代わりできるのが嬉しい！！

 

 

こだわり卵のプリンが、口の中でとろけるようで、、絶品でした！

黒豆入りのパウンドケーキも、黒豆がモチっと柔らかくて、とっても美味しかったです！

 

 

前庭のテラス席！　お庭の景色を眺めながらの食事も、素敵でしょうね！

借景も素晴らしいです！

 

 

●古民家カフェ「客殿」さん

・住所　和歌山県伊都郡かつらぎ町上天野１４０

・電話　０７３６－２６－０３７２

・営業　金・土・日・月・祝　１１：００～１６：００

※営業時間は季節により変わります。

※臨時休業もあります。

※一日一組限定のお宿「南峰庵」もなさっています。